めくるめく雑記帳

生活記録/買ってよかったもの/読書感想

2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧

坂口安吾『桜の森の満開の下』感想―圧倒的な桜の美しさと人間の残酷さ

『桜の森の満開の下』は、1947年に発表された坂口安吾の代表作です。 人間の残酷さ、崩壊した倫理、恋愛の狂気によって狂わされる人間の姿などが同居しつつ、すべてが現実離れした「美しさ」で満ちていて巧みに描写された短編小説です。 何度読み返しても「…

坂口安吾『堕落論』『文学のふるさと』のこと、高校時代の現代文のこと

人生を変えられた本はなにか? と聞かれたら、わたしは、高校生のときに読んだ、坂口安吾の「堕落論」だと迷いなく答えます。 www.aozora.gr.jp (えっ、というか、青空文庫ってボランティアなのですね?? 知らなかった……! 著作権保護期間の終わった作品、…

川上弘美『神様』感想―異なる存在との共生

短編小説『神様』は、川上弘美さんのデビュー作。 1994年にこの作品で第一回パスカル短編文学新人賞を受賞したことで小説家としてデビューされたそうです。 くまにさそわれて散歩に出る。川原に行くのである―四季おりおりに現れる、不思議な“生き物”たちとの…

ブログになにを書くかという話

そんなに更新していないこのブログですが、今後書きたいなとおもっていることをざっくりとですが備忘録として挙げておきたいと思います。そう。書きたいと思っていることは一応あるのよ…… 絵本のこと(子どもが小学生になったいまでも読んでる作品けっこうあ…

今月の振り返り・健康編(2024年5月)

さて、5月の振り返りです。「今月の振り返り」と言いつつ、これを書いている今は6月の4日でございますよふふふ。 5月の振り返り 食事と運動のこと あすけんのアプリで月平均アドバイスをみてみます。 あすけんは「コース」というものが選べるので、前まで【…