めくるめく雑記帳

生活記録/買ってよかったものの記録

「結婚って何?」と息子に聞かれたので、結婚について考えた

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「結婚って何?」と子供に聞かれて

私と夫は今年で結婚10年目になる。

パパとママは結婚して10年になるんだよ、と5歳の息子に言ったら、

「結婚ってなあに?」と聞かれた。

息子「僕はママと結婚するの?それともNちゃん(←妹)と結婚するの?」

私「違うよー、ママとI君は親子だし、Nちゃんとはきょうだいだから、生まれたときから家族でしょ?だから結婚しなくてもずーっと家族でいられるんだ。でも、家族以外の人で、この人のことが好きだなあ、ずっと一緒にいたいなって思ったら、その人と家族になれるんだよ。でも一度に一人の人としか結婚できないの。そういう決まりなの。」

と説明した。

息子はわかったようなわからないような顔をしつつ、「ぼくは誰と結婚するのかなあ?」と言う。

私「だれと結婚するんだろうねー?これからIくんはいろんな人と出会うから、まだわからないねえ。それに絶対結婚しなきゃいけない!って決まりはないから、誰とも結婚しなくてもいいんだよ。」

息子「でもぼくは結婚したいなー、だって、たのしそうだから!」

私「そうかー、うん、結婚はとっても楽しいよ。Iくんもそういう人と出会えたらいいねえ。」

そんな話をした。

結婚=恋愛からの解放

息子には、「結婚ってとっても楽しいよ」と言ったけれど、
もちろんこれは、「結婚相手としての相性が良い人と結婚すれば」という条件つきになるわけで、結婚相手としての相性が悪い人と結婚してしまった場合は、それはそれはもうお互いにとって最悪な生活になるんだろうなー、と思う。たとえ、恋愛相手としては自慢の恋人だったとしても。

私は、10年前、夫との結婚が決まったときに感じた、「え!あの「恋愛」とかいう超めんどうくさいやつ、もうやらなくていいの!?やったー!!」 という解放感は今でも忘れることができない。

前回も書いたのだけれど、若かりし日のわたしは、自己評価が低くて人からどう見られているかということを気にする呪いにかけられていたので、それはもう恋愛という恋愛がうまくいかなかった。

自己評価の低い人が異性に恋愛感情を抱こうものならそれはそれはもう面倒くさい。

片思いのときは、終始、

「こんな私が受け入れてもらえるわけない・・」
「あの人は私のことをどう思っているのかしら・・」

みたいな感じだし、

運よく意中の人と付き合えることになっても

「なんであの人はこんな私なんかと付き合ってくれてるんだろう・・」

「私のいったいどこを良いと思ってくれたんだろう・・」

なんていう、まさに考えてもしょうがないことばかりが脳内でループして、恋愛のたびに毎回もれなく廃人みたいになっていた。もう二度とあんな面倒な思いはしたくないわー、と単純に思う。

自己評価の低い人は、自分のことは基本的に嫌いだし、自分の考えというものを基本的に信じることができない。だから自己評価の低い人は、自分とは違うタイプの人により憧れを抱きがちなのだと思う。だから自分から好きになる人とはたいていうまくいかない。

・・というのは、私が最高に自己評価が低かった時期から、たくさんの時間を経たからわかることであって、その渦中にいた若いころは

「どうして私が自分から好きになる人とはたいていうまくいかないんだろうか・・」
「きっと私、恋愛では幸せになれないんだわ・・」

なんて真剣に悩んでいた。(今思えば、何も「恋愛面で幸せになる」ことを目指す必要なんて全くなかったのだ、と思うけれど。)

結婚して、「恋愛というものについて悩まなくてよくなった」ということは私にとって重要なことだったなと思う。

恋愛と結婚は、全く別のものであると思う。
恋愛において、相手のことを想ってどきどきしたりするのはとても美しい現象ではあるけれど、それが日常茶飯事だったらなかなかしんどい。
一日中恋愛のことばかりを考えていられるのならそれもいいけれど、毎日やらなくてはならないことが色々あるわけで、一緒に住んでいて毎日寝食を共にしている人と顔を合わせるたびにどきどきしていたら大変すぎて生活が成り立たない。

結婚相手に求める事項として、刺激や高揚感より、金銭感覚の一致や、一緒にいて疲れないかどうか、などの方がずっと重要であると思う。

私と夫は恋愛から始まって夫婦になったし、いまも勿論夫のことが大好きだけど、それは今は恋愛としての「好き」ではないし、そうであることを本当にうれしく思っている。

恋愛に限らず、友人関係でもそうだけれど、無理をしない関係は自然に長続きする。
異性とのあいだにある「無理しない関係」を法的に取り決めたものが、結婚、なのかなあと今は思う。

「無理をしない」というのもいろいろな解釈があるけれど、
相手を大事にする気持ちや、相手に対する配慮は持ったうえで、
自分が自然に振るまって、自分の考えている本音の部分を包み隠さず素直に伝えて、それでも関係が破綻しない人となら結婚しても大丈夫、ということになるんでしょうかね。

おわりに

というわけで、まとめると、

・恋愛はとにかくいろいろ大変だけど、結婚すると恋愛に終止符を打てるので良い
・結婚相手に求める事項は恋愛に求めるものとは全然ちがう
・結婚相手としての相性が良い人と結婚すれば結婚は楽しいけれど、そうでない場合は最悪であろう

という具合です。もちろんこれは私個人の考えですので、人によっていろんな結婚観があるのだと思います。

お付き合いいただき、ありがとうございます。
これからも夫のことを尊重して、よい夫婦でいられるよう、がんばっていきたいと思います。

それではまた!