めくるめく雑記帳

生活記録/買ってよかったもの/読書感想

今月の振り返り・健康編(2024年9~11月)

さて、9~11月の健康面をざっと振り返ってみたいと思います。 食生活 わたしは10月から新しく仕事をはじめたのですが、この職場がですね……実に食の誘惑が多い環境です。危険だ……! オフィスに、まずお菓子コーナーがありますしね。会社の経費でみんなが食べ…

川上弘美『草上の昼食』感想―他者との距離感・祈るということについて

短編小説『草上の昼食』は、川上弘美さんの短篇集『神様』の巻末に収録されている作品。巻頭の『神様』と、巻末の『草上の昼食』、いずれも同じ登場人物(主人公と、主人公の友達の「くま」)が出てきます。 『神様』の続編が、『草上の昼食』であるというわ…

今月の振り返り・健康編(2024年6~8月)

さて、8月の振り返りメモ(健康編)です。 ……というか、前回5月の振り返りをして以降、見事にほんとうになんにもしてませんでしたので、今回は6~8月を振り返るわけですが、 まあ、 運動はほとんどせず、たまに思い出したかのようにプランクやスクワットをや…

坂口安吾『桜の森の満開の下』感想―圧倒的な桜の美しさと人間の残酷さ

『桜の森の満開の下』は、1947年に発表された坂口安吾の代表作です。 人間の残酷さ、崩壊した倫理、恋愛の狂気によって狂わされる人間の姿などが同居しつつ、すべてが現実離れした「美しさ」で満ちていて巧みに描写された短編小説です。 何度読み返しても「…

坂口安吾『堕落論』『文学のふるさと』のこと、高校時代の現代文のこと

人生を変えられた本はなにか? と聞かれたら、わたしは、高校生のときに読んだ、坂口安吾の「堕落論」だと迷いなく答えます。 www.aozora.gr.jp (えっ、というか、青空文庫ってボランティアなのですね?? 知らなかった……! 著作権保護期間の終わった作品、…

川上弘美『神様』感想―異なる存在との共生

短編小説『神様』は、川上弘美さんのデビュー作。 1994年にこの作品で第一回パスカル短編文学新人賞を受賞したことで小説家としてデビューされたそうです。 くまにさそわれて散歩に出る。川原に行くのである―四季おりおりに現れる、不思議な“生き物”たちとの…

ブログになにを書くかという話

そんなに更新していないこのブログですが、今後書きたいなとおもっていることをざっくりとですが備忘録として挙げておきたいと思います。そう。書きたいと思っていることは一応あるのよ…… 絵本のこと(子どもが小学生になったいまでも読んでる作品けっこうあ…