めぐみろぐ

30代/2児の母の備忘録です。思ったことを書きます。

読書

価値観はいかにして形成されたかという話―山田詠美『放課後の音符』

自分の価値観というものについて「この価値観、どこからきてるんだろう?何の影響なんだっけ?」と思うことがある。 「これはかっこいい」「これはかっこよくない」という、漠然とした主観というものが、自分の中にいろいろあるなあ、と思う。 むかし、自分…

正しく生きたいのにそうならない思春期の葛藤―太宰治『女生徒』

高校1年の夏休み、太宰治の『女生徒』を読んだ私は度肝を抜かれた。 "えっ、ちょっと待って...??どこのページを開いても、私が普段考えていること―しかもこんなこと口に出してもしょうがないことだからそっと心の中にしまっておこうって思っていた感情ばか…

家族って独特だよねという話―江國香織『流しのしたの骨』

この前Twitterを見ていたら 「#名刺代わりの小説10選」というハッシュタグがあったのでやってみました。要は自分の好きな小説を10作品挙げるというものです。 #名刺がわりの小説10選 っていうハッシュタグおもしろいので私もやってみる。短編〜中編で好きな…

為末大「諦める力」に思う、辞めどきの見極め方

為末大さんの「諦める力」を読みました。 // リンク 日本人は「やめる」「諦める」と言う言葉の背後に、自分の能力が足りなかったと言う負い目や後ろめたさや敗北感を強く持ちすぎるような気がする。 (為末大「諦める力~勝てないのは努力が足りないからじ…

『小さいおうち』(中島京子著)を読んで思う、人の話を聞くことのあやうさ

// リンク たとえば誰かと話をしていて、相手の話が何だか的を得ないままだらだらと続き、そもそも何で私にそんな話をしてくれるんだかその真意がさっぱりわからず、「結局あの人何が言いたかったんだろう?」と思っていて、数年後、そのことなどすっかり忘…