めくるめく雑記帳

生活記録/買ってよかったもの/読書感想

今月の振り返り・健康編(2024年6~8月)

さて、8月の振り返りメモ(健康編)です。 ……というか、前回5月の振り返りをして以降、見事にほんとうになんにもしてませんでしたので、今回は6~8月を振り返るわけですが、 まあ、 運動はほとんどせず、たまに思い出したかのようにプランクやスクワットをや…

坂口安吾『桜の森の満開の下』感想―圧倒的な桜の美しさと人間の残酷さ

『桜の森の満開の下』は、1947年に発表された坂口安吾の代表作です。 人間の残酷さ、崩壊した倫理、恋愛の狂気によって狂わされる人間の姿などが同居しつつ、すべてが現実離れした「美しさ」で満ちていて巧みに描写された短編小説です。 何度読み返しても「…

坂口安吾『堕落論』『文学のふるさと』のこと、高校時代の現代文のこと

人生を変えられた本はなにか? と聞かれたら、わたしは、高校生のときに読んだ、坂口安吾の「堕落論」だと迷いなく答えます。 www.aozora.gr.jp (えっ、というか、青空文庫ってボランティアなのですね?? 知らなかった……! 著作権保護期間の終わった作品、…

川上弘美『神様』感想―異なる存在との共生

短編小説『神様』は、川上弘美さんのデビュー作。 1994年にこの作品で第一回パスカル短編文学新人賞を受賞したことで小説家としてデビューされたそうです。 くまにさそわれて散歩に出る。川原に行くのである―四季おりおりに現れる、不思議な“生き物”たちとの…

ブログになにを書くかという話

そんなに更新していないこのブログですが、今後書きたいなとおもっていることをざっくりとですが備忘録として挙げておきたいと思います。そう。書きたいと思っていることは一応あるのよ…… 絵本のこと(子どもが小学生になったいまでも読んでる作品けっこうあ…

今月の振り返り・健康編(2024年5月)

さて、5月の振り返りです。「今月の振り返り」と言いつつ、これを書いている今は6月の4日でございますよふふふ。 5月の振り返り 食事と運動のこと あすけんのアプリで月平均アドバイスをみてみます。 あすけんは「コース」というものが選べるので、前まで【…

今月の振り返り・健康編(2024年4月)

さて、振り返ってみたいと思います。 4月の振り返り 食事と運動のこと あすけんのアプリで月平均アドバイスをみてみます。 4月は、まったく健康維持のことを考えていなかった……(呆然)。脂質が多かったのはジャンクフードと外食が多かったからかと。あとけ…

今月の振り返り・健康編(2024年3月)

さて、今月の健康維持のことを振り返ってみたいと思います。年度末かあ。 3月の振り返り 食事と運動のこと とりあえず、あすけんのアプリでの月平均アドバイスをみてみます。 確か先月に書いた記事で、「週に1回くらいは外を走ったりできるといいな」とか「…

今月の振り返り・健康編(2024年2月)

「今月の振り返り」とか言いながら、2月の振り返りを堂々と3月に入ってから書こうとしていますよ。ざっと振り返ってみたいと思います。 2月の振り返り 健康診断の結果が返ってきた 再検査の項目などはなく、おおむね良好な結果ではあったものの、尿検査の一…

今月の振り返り・健康編(2024年1月)

健康に! なりたいのよ!!(唐突) そのように思った昨年2023年のわたしは、このブログに月1ペースで健康記録を書いていたはずなんですが、 www.megumi-log.com www.megumi-log.com www.megumi-log.com www.megumi-log.com www.megumi-log.com www.megumi-l…

江國香織『冬の日、防衛庁にて』感想―「勝ち負け」ってそもそも何だろう

江國香織さんの初期作品をまとめた短編集「つめたいよるに」に収録されている作品「冬の日、防衛庁にて」についてです。 ※全面的にネタバレした上で感想を書いていますので、物語の内容を知りたくない方はこの先はお読みにならないでください 新潮文庫の「つ…

村上春樹『蜂蜜パイ』感想―物事を「目に見える形に変える」とは?

村上春樹さんといえば長編小説のイメージが強いですが、短編もいいですねえ。 今回は、短編小説集「神の子どもたちはみな踊る」の最後に収録されている作品「蜂蜜パイ」について書きたいとおもいます。この話とても好きで定期的に読み返してしまう……※全面的…

運動と食生活について振り返る(2023年7月~9月)

さて、しばらく運動と食生活のことをすっかり放置して生活してしまったので、おそるおそる振り返りをしてみたいとおもいます。 " data-en-clipboard="true"> " data-en-clipboard="true">たしかね、プランクと有酸素運動を習慣としてつづけたい!とか、食事…

運動と食生活について振り返る(2023年6月)

6月も下旬ということで、運動と食生活について1か月の振り返りをしてみようと思います。 前回の投稿はこちら。 www.megumi-log.com 先月の投稿で、 食生活と運動の記録を忘れない プランクは引き続きいまのペースで 有酸素運動は週に2~3回くらい 間食はひか…

いま使っている「メイク道具」一式が気に入っている

このまえ化粧をしていて唐突に「いまの化粧ポーチの中身、ベストメンバーと言ってよいのでは……?」ということに気づいた。思えば、ここ数年ずっと同じメンバー(化粧道具)にわたしの顔を整えてもらっている。 ここらでひとつ、お世話になっているみなさん(…

運動と食生活について振り返る(4月下旬~5月下旬)

さて5月も下旬ということで、運動と食生活について1か月の振り返りをしてみようと思います。 前回の投稿はこちら。 www.megumi-log.com 先月の投稿で、 プランクを毎日やる(週に1回はお休みを入れる) 有酸素運動は週に2~3回くらい(忘れない) 食生活と運…

運動と食生活について振り返る(3月下旬~4月下旬)

さて4月も月末になってきたので、運動と食生活について1か月の振り返りをしてみようと思います。運動も食生活のこともすっかり脳内から抜け落ちていたとしても、とにかくこの1か月間を振り返るのです(うん、忘れてた)。 前回の投稿はこちら。 www.megumi-l…

運動と食生活について振り返る(2月下旬~3月下旬)

さて3月も後半になってきたので、前回に引き続き、運動と食生活について1か月の振り返りをしてみようと思います。 前回の投稿はこちら。 www.megumi-log.com 運動記録 先月の投稿で、 有酸素運動は今のペースでつづける(週2~3回) 有酸素運動をしない日は…

川上弘美『離さない』感想―中毒性とはこういうことだ

川上弘美さんの「神様」は大好きな短編小説集で、もう何回も何回も読み返しているのですが、最近あらためて収録作品のひとつ「離さない」を読み返したら度肝を抜かれてしまいました。

運動と食生活について振り返る(1月下旬~2月下旬)

もう2月も下旬ですって。時間が経つの早すぎませんか! 先週末、Googleカレンダーを見ていたら「健康と運動についてのブログを書く」という予定が書いてあったので「はて、なんのはなしだったっけ」と一瞬思ったのですが、 www.megumi-log.com そうだ、先月…

江國香織『綿菓子』感想―理想はほどけてやがて矛盾の愛に溶ける

『綿菓子』は、江國香織さんの作品の中でも、かなり好きな中編小説です。 新潮文庫「こうばしい日々」にはふたつの中編小説二編が入っていて『綿菓子』は後半におさめられています。

村上春樹『スプートニクの恋人』感想―「こちら側」と「あちら側」が示すものとは?

むかし大学生のとき読んだときのわたしの感想はたしか「せつないけど美しい話」「なんか唐突な結末だなあ(どのように受け止めたら……?)」といったライトなものだったと記憶しているのだけれど、いま再読してみたら感想が全然違いました。最高でした。再読…

正月太りをリセットしたい!効果的な運動とは?

さっそくですが、正月太りがとっても順調です!!! いやー!困りますね! www.megumi-log.com わたしは去年この記事をかいてからすっかり気を抜いて好きなタイミングで好きなものを食べてあんまり運動もせずに秋~冬を過ごしていたところ、ゆるやかにゆるや…

6か月で10kg減量に成功したので、ダイエット方法を振り返る

「あれ、なんかわたし、明らかに太ったよね...?」と、思ったのが、約6か月前のこと。 ひさしぶりに体重計にのってみたら、なんだか見たことのない数字が表示されている。『わたしの体重は50kgくらい』という認識だったのが、なんか、60kg代に突入しちゃって…

吉田修一『7月24日通り』感想―非モテ女子脳+少女漫画脳に刺さる小説

吉田修一さんの小説、振れ幅ひろすぎ。 ほんとに。振れ幅が広くてびっくりする。 わたしが今まで読んだことある吉田修一さんの作品は、『パレード』『悪人』『横道世之介』『パーク・ライフ』『熱帯魚』『春、バーニーズで』『最後の息子』、そしてこの『7月…

スキンケアって結局「自分を大事にする気があるか」なのでは

あれ。そういえば今年に入ってからは肌の調子がいいな?とふと気づいたので、一体なにがよかったのかを振り返ってみます。 わたしは、はっと気づくと、まあまあ大き目の吹き出物がすぐ顔の目立つところにばーん!とできるのが常だったんですが、 それが今年…

遠野遥『破局』感想―とにかくいろいろ語りたくなる作品

遠野遥さんの『破局』は、芥川賞受賞をされて話題になった当時に読んだのですが、最近また読み返してまた感想を書きたくなったので書きます。とにかく「いろいろ語りたくなる」作品なんですよねこれ。。 ※以下、私の推測を多分に含む感想なので、小説の読み…

山田詠美『放課後の音符』のこと―価値観はいかにして形成されたかという話

自分の価値観というものについて「この価値観、どこからきてるんだろう?何の影響なんだっけ?」と思うことがある。 「これはかっこいい」「これはかっこよくない」という、漠然とした主観というものが、自分の中にいろいろあるなあ、と思う。 むかし、自分…

子どもが文字や数字に興味をもつためにやったこと

小学校に入学する前の、いわゆる「お勉強」って、なにをどこまでどんなふうにやっていくのがいいのかな? ということを、子供が幼稚園に通っていた頃、よく思ったものです。長男が幼稚園の年中(4歳)の頃、保育参観に行くと、ひらがなも数字も読めるし書け…

太宰治『女生徒』のこと―正しく生きたいのにそうならない思春期の葛藤

高校1年の夏休み、太宰治の『女生徒』を読んだ私は度肝を抜かれた。 "えっ、ちょっと待って...??どこのページを開いても、私が普段考えていること―しかもこんなこと口に出してもしょうがないことだからそっと心の中にしまっておこうって思っていた感情ばか…