今日は、主に「自分の意思を尊重すること」「自分の頭で考えること」「人の意見をどう捉えるか」「自分のことを誰に相談するか」ということについて考えたことがあったので、走り書きですが書いておきたいと思います。
「ドリームキラー」という言葉を、時々、耳にします。
ドリームキラーとは、「夢を殺す人」、つまり他人の夢や目標達成を阻害する人のことで「あなたには無理だよ」とか「そんなの叶うわけないよ」とか「今のままで充分でしょ?」とかなんとか、心配してる風を装って、夢を阻害するようなことを言ってくる人のことで、実は身近な友人や家族が、アドバイスのつもりで、こうした余計なお世話を言ってくるケースが多いとか。
だから、あなたの夢を邪魔してくる人とは離れた方がいい!そんな人の発言は無視しよう!自分の目標に照準を合わせて、周りに振り回されないようにしよう!というような文脈で語られることが多いイメージです。
私が最初に「ドリームキラー」という言葉を聞いたのは、確かこの本だったかなーと思います。
私は、いわゆる「自己啓発本」ってちょっと苦手だったりもするんですが、、
この本は小説形式で、この本の主人公の浅井美沙が、序盤でキラキラワードに翻弄される感じが、本当に20代前半の頃の私みたいで、む、胸が痛い・・!となったので、心に響いたのを覚えています。
と、話は逸れましたが、まあそのようなわけで。
特にアドバイスを求められてもいないのに、人の目標設定や夢に対してとやかく言うことは、タブーである、という風潮が強いので、そういった雰囲気を汲んで、今のご時世、他人の行動に対してとやかく突っ込んだ口出しをしないのが「スマートなこと」で、つまり逆に言うと、たとえば助言を求められて「うーん、その目標はちょっと難しいと思うよー」なんてうっかり言って「あの人はドリームキラーだ!」みたいに受け取られてもイヤだな、という考えから、仮に近しい間柄であっても、本当に思ったことを率直に言うということに抵抗がある人が増えているのかなという気もします。
ということは。
たとえば自分が本当に人からの助言を求めたいとき「誰に意見を求めるか」というのを見極めることが、ものすごく大事だということでもあるのかなと思っています。
「自分ではどうしたらいいか分からない、だから人に相談しよう」という発想は、悪いことではないとは思うのですが、耳障りのよいことしか言わない人に「相談」しすぎたり、人の意見を取り入れてばかりでは、どんどん自分の都合の良いものしか見たくなくなったり、自分の本当にしたいことがわからなくなったり、頭と心が混乱してしまうのかなとも思います。
特に私は、ものすごく他人に影響されやすいタイプなので、「人に相談」するということにはものすごく慎重になります。
特に、明確な答えがないようなことに対しては、きちんと自分の頭と心で考えた後で、自分が信頼できる人からの意見も、「あの人がそう言ってるからそうしなきゃ」と鵜呑みにするのではなく「意見として参考にする」という心の持ち方が大事なのだと思っています。
自分の心に問いかけつつ自分で決めていき、時々振り返って「これはやっぱり無理があるな」とか「これはあの人に相談してみようかな」とか「あの人はこう言っていたけれど私はどうだろうか」とか、そういう自分との対話を持つだけの心の余裕を残しておきたいと思う昨今です。