小学校に入学する前の、いわゆる「お勉強」って、なにをどこまでどんなふうにやっていくのがいいのかな?
ということを、子供が幼稚園に通っていた頃、よく思ったものです。
長男が幼稚園の年中(4歳)の頃、保育参観に行くと、ひらがなも数字も読めるし書ける、という子が結構いましたが、我が子は全然興味がなさそうでした。興味がないというか、そもそも視界に入っているのかな...?という感じ。
「ひらがなも数字も小学校で習うし」とか「何でも早ければいいというものではないし、この子にはこの子のペースがあるよね」とは思うものの、他のお友達が、先生がホワイトボードに書いた字をすらすら読み上げているのを見ると、
”うーん、うちの子にも、なんかもっと文字とか数字に興味を持つように働きかけたほうがいいのかしら?絵本は、けっこういっぱい読み聞かせてるけど、我が子が見てるのは絵のほうだけだし、本に文字が書いてあるってことに気付いてすらなさそうだもんな~”
なんてことを思ってみたり。
この投稿では、当時のわたしが子どもが文字や数字に興味をもつためにやったことを思い出しつつ書いていきます。
※ちなみに、長女(下の子)は、幼稚園の女の子の間で「お手紙交換」が流行っていたのでわりと早い段階で文字に興味を持ったし、上の子の影響もあってそんなに私から何かを未就学児時代に働きかけた記憶がないので、長男(上の子)のときの思い出を中心に書いていきます。
有効だったのは「知育玩具をさりげなく家の中に置いておく」方式
結局、本人が興味をもつタイミングというものがあるので、「家の中にさりげなく知育教材を置いておく」ことくらいしか私ができることはありませんでした(あくまで我が家の場合)
少なくとも未就学児のうちは「興味を持ったら持ったでいいし、持たなかったら持たなかったでまあいいやー」くらいの気楽さで見守るよう心掛けました。なんというか私は性格がおせっかいなので「文字を覚えてもらおう!」とか意気込んでしまうと、押しつけがましくなってしまうのですよね。
育児本なんかを見ると 「自然な流れで、文字や数字を意識するように親が働きかけるといい」みたいなアドバイスがよく書いてあったので、私も最初は「 あっほら、あそこの看板に○○って書いてあるねえ」とか「家に着くまでに電柱が何本あるか数えてみようか」みたいなコミュニケーションを試みてみたこともありましたが、全く我が子が聞く耳を持たなかったので、早々に諦めました...。
というわけで特にお世話になったのがこちら。
アンパンマンのDVD
まず、これを購入してテーブルの上に置いておきました。予想通り「これ見る!」と息子の方から言ってきました。アンパンマンの力は絶大です。ものすごく何回も見た気がします。
あいうえお表・すうじの表
アンパンマンのDVDで心をつかんだことによって、それまで全く息子の視界に入ってきていなかったひらがなや数字というものが、ようやく眼中に入るようになった感じがありました。そこで、この表をさりげなくリビングの壁に貼っておきました。
お風呂の壁に貼ることを想定している商品のようですが、我が家はふつうに部屋に貼りました(お風呂にそんなに長く入る習慣がないので...)子供ふたりが小学生になった今でも壁に貼っています。
知育パズル
あとは部屋にすうじのジグソーパズルを置いておいたら子供が勝手に楽しそうにやってました。絵がかわいくてピース数が少ないのがいいですね。
かずカード・ひらがなカード
くもんの「かずカード」「ひらがなカード」にも大変お世話になりました。よくこれでかるた遊びをしたりしたっけな。かずカードは子供2人が小学生になった今でもお世話になってます。
子どもが食いつくのは「即効性のあるわかりやすい楽しさ」だった
考えてみたら「文字がわかれば、本が自分でよめるようになったり、自分の考えてることを文字で相手に伝えられるようになる」みたいなのって、大人目線の考えなんですよね。
子供の目線から見たら、自分で文字がわからなくても大人が絵本読んでくれるし、文字や数字を知らなくても生活する上で特に何も困らないわけです。それよりは、
「文字ってなんかおもしろい、というイメージを持ってもらう(文字に親しんでもらう)」
「文字を覚えることで、かんたんな遊びができるようになる」
というのがポイントだった気がします。「今すぐ得られるわかりやすい楽しさ」がないと、きっと子供にはピンとこないのでしょうね。